日本最古の学校『足利学校』に行ってみました。
栃木県足利市にあり、日本遺産に認定されている史跡です。
門をくぐり、中に入ります。
中に入ると結構奥行きがあり、広々。
こういった道を通る間に俗世と離れ、勉学に集中するのでしょうか?
以前行った水戸の偕楽園でも、そういった考えで竹林を通ると聞いたことがあります。
資料館&休憩所のようなところで、全体模型と入学証が展示してありました。
当時も入学試験とかあって、難しかったのでしょうか?
それとも推薦とか?
創建に関しては、はっきりとはしていないそうですね。
奈良時代の国学の遺制説、平安時代の小野篁説、鎌倉時代の足利義兼説等があるそうです。
歴史的に明らかなのが、室町時代からだそうです。
こちらが小野篁象です。
この方が創建されたのかも…
もしそうじゃなかったとしても、深く関わった方なんでしょうね。
こちらから本堂?、校舎か(笑)です。
素晴らしい建物ですが、現在の学校より当然小さいですよね。
どの位の人数が学んでいたのでしょうか?
当然人数は今の学校より少なくはなるので、きっと志しの高い人々が学んでいたのでしょう。
現在は義務教育だったり、社会の空気感でほとんどの方が高校までいったりしますので、とりあえず通っている方々も多くいますよね
若くしてやりたいことを見つけた方は、早くそちらの方に時間と労力を使った方が良いのでは、と思いますが…
学生の時の勉強はやらされている感や周りがやっているので、それが当たり前に感じましたが、大人になると好奇心から勉強したいという気になる方も多いのではないでしょうか?
それでもまだ、仕事に役立つかとかお金になるかとか考えてしまいがちですよね
メリット等を考えずに、純粋に好奇心から始められると勉強も楽しいものになるんでしょうね。
最後に「宥座之器」(ゆいざのうつわ)というのがありました。
最初は傾いているのですが、水を入れていくとだんだんと水平になっていきます。
さらに水を入れるとまた傾きが始め、水がこぼれてしまいます。
何とも不思議な器ですね
足りなくてもだめ、入れすぎてもだめ、ということで腹八分目、中庸を表すそうです。
何事もがんばって、でもがんばり過ぎずですね。