待望の『石舞台古墳』の見学を終え、次に目指したのは『酒船石』。
こちらも子供の頃から一度は見たかった遺跡です
※上の写真です。
こちらはとても不思議な遺跡で未だにその役割は解明されてないそうです。
小高い丘の上にポツンと置かれています。
大きな石に不思議な形の溝が彫られています。
お酒やを作る設備、薬を作る設備、占いの道具、庭園の施設…等々、諸説あるそうですがいまだに謎ということです
そして近くには2000年に発掘された、亀形石造物・小判形石造物というものがあります。
こちらも不思議な遺跡です。
『日本書紀』に斉明天皇の時代に記述される遺跡と推測されているそうです。
それぞれ水槽になっていて湧水施設からの水を貯めたとのことです。
2000年だと20年以上前ですが、結構最近に感じてしまいますね
次は『飛鳥座神社』と『大原の地(中臣鎌足生誕の地)』です。
中臣鎌足は後に藤原鎌足となり、日本最大の氏族の始祖だそうです。
大化の改新の中心人物です。
表には出ていませんが今でも強い影響力が…
続いて『飛鳥水落遺跡』です。
こちらは日本初の水時計の施設で、律令制に基づく中央集権国家を作っていく中で、時間による統制を計ったようです。
そう…、時間に追われる現代もここから始まったわけです。
1分1秒でも人が遅刻したり電車が遅れたりしても腹立たしく思う方は、それが作られた概念・仕組まれた概念であることを考えてみると少しはおおらかな気持ちになるかも知れません
次は『亀石』を目指します。
こちらも見たかった遺跡の1つです。
そろそろ日が傾いてきました。
結構急ぎめで自転車を漕ぎます
途中に…
発掘中の遺跡が
近年何か発表があるかも知れませんね。
到着しました『亀石』
思っていたよりも大きな石ですが、かわいいですね
亀っぽい石だから、顔掘っちゃえ
みたいなノリで古代の人が作ったんじゃないかと思いました。
違うと思いますが(笑)
続いて『鬼の俎と雪隠』です。
「まないた」と「せっちん」と読みます。
「せっちん」はトイレのことです。
山間の細く曲がりくねった登り道を進んだ目立たないところにあります。
確かに鬼がいそうな感じ
小川が流れていたり、景色は素晴らしいのですが登り道がなかなかキツイです
20代位の男性が勢いよく登っていったのを見て、若さを感じました
そろそろ日が暮れて、レンタルサイクルの返却時間も迫ってきました。
最後の目的地『天武天皇・持統天皇陵』を目指します。
さすがに天皇陵だけあって、広大な敷地ですね。
むしろ山ですね。
今はのどかな感じがしますが、当時はどうだったのでしょう?
絶大な権力もあり、簡単には近づくこともできなかったのでしょう。
権力争いもあり、殺伐としていたのかな…
戻ってきました『飛鳥駅』。
レンタルサイクルも少しの余裕を持って時間内に返却できました。
約15㎞のコースでしたが、登り道もありもう少し長く感じましたが、ちょうど良い時間・程よい疲労感で充実した遺跡見学ができました
今度来る時にはのんびり歩いて巡るのもいいかな、と思います。
帰りの夕食は「関西風のもんじゃ焼き」というフレーズに惹かれて、飛鳥駅から少し離れたお店に入りました。
お店の写真も名前も記録していませんが…
こんな感じ
見た目じゃ関東風も関西風も分かりませんね(笑)
少し出汁がきいているようです。
フツーに美味しい。
帰りは休み休み、ゆっくり運転しました。
寄り道して食べた、静岡おでん。
おまけ
お土産で買った「翡麺」(みどりめん)を食べました。
「豆留牟良佐岐」(つるむらさき)という野草を練り込んでいるそうです。
ツルツルと喉越しが良く、少し青菜の香りがして美味しく食べられました。